家を建ててから10年または前回の
リフォームから約10年経過すると、メンテナンスの頃合いです。
鉄筋コンクリートの建物のベランダやバルコニーをメンテナンスする場合は、基本的にはウレタン防水です。
しかし、実は正しく施工しないと長持ちしないことをご存じでしょうか。
今回はウレタン
防水工事の手順に関して解説します。
▼密着工法の施工手順
ウレタン工法には密着工法と通気緩衝工法がありますが、今回は密着工法の施工手順を解説します。
下地に直接防水材を塗布する工法です。
■高圧洗浄
細かい汚れも一緒に落としていきます。
汚れを残さないことで、この後に塗るプライマーや防水材が下地に定着しやすくなります。
洗浄後、ひび割れなどの劣化箇所の補修や、目地のシーリング処理をします。
■プライマー(下塗り材)
防水材の密着性を高めるために、専用のプライマーを塗ります。
防水材と下地の接着剤で、プライマーがないと、防水材が剥がれてしまいます。
■ウレタン防水材塗布
プライマーが完全に乾いたのを確認し、一層目をコテやローラーなどで塗布し、完全に乾いたことを確認します。
一層目が乾いたら、さらに二層目~三層目を塗布します。
重ね塗りする際は、しっかり乾燥させるのがポイントです。
エアコンの室外機などがある場合は、専用の台で浮かせて施工します。
■トップコート塗布
最後に、トップコート塗布が終わったら完成です。
トップコート(表面保護の塗装)を塗ることで、防水材が紫外線による劣化を防いでくれますよ。
▼まとめ
ウレタン防水は正しく施工しないと長持ちしませんので、事前にきちんと手順を説明してもらいましょう。
弊社でも、
防水工事を承っております。
正しい知識と技術を持つプロの手でお客様の大切なマイホームをお守り致しますので、お気軽にご相談ください。